「中古のCore i7搭載パソコンが3万円!安い!」「新品だけど聞いたことのないCPUが入っている…これ買っても大丈夫?」パソコンを買う時、CPUの型番(名前)だけで選んでいませんか?実は、「10年前のCore i7」よりも「最新のCore i3」の方が性能が圧倒的に高いということはよくあります。名前だけで判断して「遅くて使えないPC」を掴まされないために見るべきなのが、CPUの戦闘力を数値化したサイト「PassMark(パスマーク)」です。今回は、プロも必ずチェックしているこのサイトの使い方と、快適に使えるスコアの基準を分かりやすく解説します。
1. そもそもPassMark(パスマーク)とは?
PassMarkは、世界中のユーザーが計測したベンチマーク(性能テスト)結果を集計しているサイトです。
ここの「CPU Mark」というスコアを見れば、メーカーや世代が違うCPUでも、公平に性能を比較することができます。
なぜ必要なの?
「Core i5」という名前は車の「カローラ」のようなブランド名です。
2015年のカローラと、2025年のカローラでは性能が全く違いますよね?PassMarkを見れば、そのエンジンの「馬力」が数字で分かります。
2. 自分のPCや欲しいPCのスコアを調べる方法
使い方はとても簡単です。英語のサイトですが、見る場所は一つだけです。
- PassMarkの公式サイト(CPU Benchmarks) にアクセスします。
- 画面右上(スマホならメニュー内)の検索窓 「Search for your CPU Model」 に、調べたいCPUの型番を入力します。
- 入力例:
Core i5-12400やRyzen 5 5600G、N100など
- 入力例:
- 候補が出てくるのでクリックします。
- 表示されたページの大きなオレンジ色の数字 「Average CPU Mark」 を見ます。これがそのCPUの戦闘力(スコア)です。

」と「Core-i7-13700(高性能)」などを比較した棒グラフのスクリーンショット-1024x576.jpg)
3. 【2025年版】快適に使えるスコアの目安表
「で、結局何点あればいいの?」という疑問にお答えします。
Windows 11を快適に動かすための、2025年現在の現実的なラインは以下の通りです。
| スコア | 快適度 | 用途の目安 |
| 3,000以下 | × 遅い | 避けるべきです。 起動も動作も重く、ストレスが溜まります。(古いCeleronなど) |
| 3,000 〜 6,000 | △ ギリギリ | ネット閲覧や動画再生ならOK。最近流行りの格安ミニPC(Intel N100等)はこの辺りです。 |
| 6,000 〜 10,000 | ◯ 普通 | 事務作業、Word/Excel、Zoomなどは問題なく動きます。一般的なビジネスPCの基準。 |
| 10,000 〜 20,000 | ◎ 快適 | おすすめゾーン。 複数のアプリを開いてもサクサク。画像編集もこなせます。(Core i5-12400など) |
| 20,000以上 | ☆ 超快適 | 3Dゲームや動画編集をするならこのレベル。ハイスペックPCの領域です。 |
特に注意!「中古PC」の罠
中古ショップで「Core i7搭載!」と書かれていても、型番を調べてPassMarkが「4,000点」しかなければ、それは現在のスマホより遅い可能性があります。
必ず型番を検索して、最低でも6,000点、できれば10,000点以上あるか確認しましょう。
4. もう一つ見るべき「シングルスレッド性能」
詳しい方は、総合スコア(CPU Mark)だけでなく「Single Thread Rating」という数字も少しだけ見てください。
- CPU Mark(総合点): 動画の書き出しや、たくさんの作業を同時にする時の強さ。
- Single Thread Rating(単体点): Webサイトを開いたり、フォルダを開いたりする時の「キビキビ感」。
事務作業やネットサーフィンがメインなら、実は総合点よりもこの「シングルスレッド性能」が高い方が、体感速度は速く感じます。ここが2,500点以上あれば、かなり快適です。
まとめ:買う前に「型番検索」のクセをつけよう
パソコンの性能は、価格やブランド名だけでは分かりません。
しかし、PassMarkという「ものさし」を使えば、誰でも簡単に性能を見抜くことができます。
「このパソコン、安すぎるけど大丈夫かな?」
そう思ったら、まずはGoogleで「CPUの型番 + PassMark」と検索してみてください。そのひと手間で、数万円の損を防げるはずです!
PCトラブル110番YouTubeチャンネルでの動画はこちらからご覧ください
【初心者必見】【PC選び】「Core i7なら速い」は大間違い!大損しないためのCPU性能の見方

