「あれ?YouTubeの音が聞こえない」 「Web会議で『〇〇さん、ミュートになってますか?』と言われたけれど、設定は合っているはずなのに…」いざ動画を見ようとした時や、大事なオンライン会議の直前に「音」のトラブルが起きると、本当に焦りますよね。パソコンの映像は映っているのに音だけおかしい場合、原因のほとんどは「うっかり設定ミス」か「接続先の勘違い」です。 故障を疑う前に、いくつかのスイッチを確認するだけで直ることが多いのです。この記事では、Windows 11のノートPCでよくある「音が出ない」「マイクが入らない」時の解決手順を、図解付きで分かりやすく解説します。
その1:まずは「物理的なミュート」を疑う
パソコンの中の設定を触る前に、キーボードや本体のスイッチを確認しましょう。ここが一番の盲点です。
1. キーボードの「Fキー」を確認
ノートパソコンのキーボードの上の方(F1~F12)に、スピーカーに「×」や「斜線」が入ったマークはありませんか? これをうっかり押してしまい、パソコン全体がミュート(消音)になっているケースが非常に多いです。
- 対処法: 「Fn」キーを押しながら、そのスピーカーマークのキーを押して、画面に「音量バー」が出るか確認してください。
2. アプリ内の音量を確認
YouTubeやニコニコ動画、Zoomなどの「アプリ側の画面」にあるスピーカーマークがミュートになっていませんか? パソコン本体の音量を上げても、YouTubeのプレーヤーの音量がゼロだと音は出ません。
その2:出力先(スピーカー)が間違っていませんか?
Windows 11で最も多いのがこれです。 「イヤホンを挿したのに本体から音が出る」あるいは「イヤホンを抜いたのに音が出ない」という場合、パソコンが「どこから音を出せばいいか」迷子になっている可能性があります。
確認手順
- 画面右下のタスクバーにある「スピーカーアイコン」をクリックします。
- 音量バーの右横にある「管理(>のような矢印マーク)」をクリックします。
- 出力デバイスの一覧が表示されます。
- スピーカー (Realtek Audio): パソコン本体から出したい時
- ヘッドホン / イヤホン: イヤホンから出したい時
- 24G1W (モニター名): HDMI接続したモニターから出したい時
- ここを正しいものに切り替えてみてください。特にモニターに繋いでいる場合、モニター側にスピーカーがないのにモニターが選ばれていて「無音」になるケースが多発しています。
その3:オーディオの補正機能をオフにする
「音は出るけれど、ガサガサというノイズが入る」「音が小さすぎる」という場合、Windowsの「オーディオの補正(拡張機能)」が悪さをしていることがあります。
- 「設定」→「システム」→「サウンド」を開きます。
- 「プロパティ」などを開き、「オーディオの補正」という項目があれば「オフ」にしてみてください。
- ※機種によって「拡張機能を無効にする」というチェックボックスの場合もあります。
その4:【マイク編】相手に声が届かない時は?
「こちらの声が相手に聞こえていない」場合、スピーカーとは別の設定を確認する必要があります。
1. マイクの「アクセス許可」を確認(最重要)
Windowsのプライバシー設定で、マイクの使用がブロックされている可能性があります。
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」を開きます。
- 「マイクへのアクセス」がオンになっているか確認します。
- その下の「アプリにマイクへのアクセスを許可する」で、使いたいアプリ(ZoomやChromeなど)がオンになっているかも確認してください。ここがオフだと、いくら叫んでも相手には聞こえません。
2. ヘッドセットの物理スイッチ
マイク付きイヤホンやヘッドセットを使っている場合、コードの途中や耳元に「ミュートスイッチ」がついていませんか? これがオフになっていることが意外とよくあります。
その5:最終手段「ドライバーの再インストール」
ここまでやってもダメな場合、音を制御するソフト(ドライバー)が壊れている可能性があります。
- スタートボタンを右クリック → 「デバイスマネージャー」を開きます。
- 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の左の矢印をクリックして展開します。
- 「Realtek High Definition Audio」などを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選びます。
- 警告が出ますがそのままアンインストールし、パソコンを再起動します。
- ※再起動すると、Windowsが自動的に正しいドライバーを見つけて入れ直してくれます。これで音が復活することがあります。
まとめ
音が出ないトラブルは、以下の3ステップで解決することがほとんどです。
- 物理チェック: キーボードのミュートボタンや、アプリの音量を確認。
- 出力先チェック: 右下のスピーカーアイコンから、正しい出力先(ヘッドホンか本体か)を選ぶ。
- マイクチェック: プライバシー設定で「マイクへのアクセス」が許可されているか見る。
Web会議の直前にトラブルが起きるとパニックになりますが、まずは深呼吸して「出力先」を確認してみてくださいね。もし、「イヤホンジャックがグラグラして接触が悪い」「完全にスピーカーが割れた音がする」という場合は、物理的な故障の可能性があります。 その場合は、USB接続の外付けスピーカーや、Bluetoothイヤホンを使うことで代用できるので、修理に出す前に検討してみてください。



